禁煙による離脱症状の種類
- 2020.07.19
- 禁煙の最大の障壁、離脱症状とその対処法
禁煙中に起こる離脱症状
禁煙を始めると早い人では30分後から離脱症状を感じるようになります。
これは、ニコチンやタールといった依存性の高い有害物質を体の中にコンスタントに取り入れていたことにより、脳や体が喫煙を求め始めることから始まります。
人によって違いがあるものの、総じて起こりやすい離脱症状には集中力の低下やイライラなどの精神的不安です。
その後は、時間の経過と共に血流が改善されることで体が軽くなったり、味覚や臭覚等も回復に向かっていきます。
胃の動きも正常に戻るために、急激に食欲がアップして体重が増加してしまう人も出てくるでしょう。
平均して、禁煙三日後には喫煙前の体の状態に戻すことができますが、同時にそのころから「たばこを再び吸いたい」という欲求も大きくなりますので、欲望を抑えることが禁煙成功の「鍵」となるでしょう。
それぞれの症状が収まる目安
禁煙による離脱症状には様々な種類がありますが、それぞれの症状がおさまる目安としてイライラなどの精神的な不安は24時間後にはおさまり、禁煙を始めて二日後には味覚や臭覚等が戻ってきます。
また、三日後には運動機能も正常化されていき、一週間後はアセチルコリンという神経伝達物質も元に戻るので良質な睡眠をとることができます。
このころから離脱症状もおさまってきますので、「たばこを吸いたい」という気持ちも少なくなってくるでしょう。
さらには、二週間後に心臓や血管といった循環器系の働きがよくなるために、お肌のくすみが改善されて美肌になったり、冷え性の症状にも軽減が見られるようになります。
禁煙生活が長期にわたれば、肺がんや喉頭がん、心臓病などのリスクも喫煙経験がない人と同じような状態になれますので、思いついたその日から「禁煙生活」を始めてみることをお勧めします。
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