煙草はお肌の大敵!美肌のためには禁煙しよう
- 2020.11.18
- 喫煙のデメリットを理解しよう
なぜ喫煙すると肌に悪いのか
喫煙者はスモーカーズフェイスという特有の肌をしている傾向にあります。
これはニコチンが血行を悪くして、肌をくすませるために起こります。またビタミンCが破壊されるので、メラニン色素が蓄積されてシミも多くなり肌の弾力もなくなります。
喫煙によって生じる活性酸素は、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分を減少させます。喫煙者は非喫煙者と比べると、3倍以上もの小じわがあるとされます。
さらに喫煙は女性ホルモンを乱すことでも美肌を阻害します。女性ホルモンの中でもエストロゲンは、肌のツヤを維持しニキビや吹き出物ができにくくするのに重要です。
血行が悪くなれば卵巣に送られる血液も減少するので、女性ホルモンの代謝が阻害されエストロゲンが不足します。
同年代の人よりくすんでいたり乾燥肌がひどかったりする場合、煙草が原因になっている可能性が高いです。
禁煙からどれくらいで効果を実感できる?
禁煙による美肌効果は、すぐに出るものとしばらくしてから実感できるものに分けられます。
ニキビや吹き出物の減少は、禁煙から2週間ほどで出ることが多いです。
若い人ならば肌のハリが戻ったと感じるのもこの時期で、メイクのノリまで良くなります。禁煙による活性酸素の減少で、これらの美肌効果が現れます。
一方で禁煙してから1ヶ月以上経過しないと実感できないのが、くすみの解消です。
禁煙をしても肌のターンオーバーの周期は28日~56日と変わりません。若い人は28日周期で肌が生まれ変わるので禁煙の効果を得られやすく、年を取るにつれてじっくり時間をかけないと変化に気づきにくいです。
ただし禁煙によって血流が良くなれば顔色が良くなるため、くすみ自体は残っていても以前より肌全体が白くなったようには見え美肌へのモチベーションを上げることができます。
-
前の記事
不妊治療の第一歩は禁煙から? 2020.10.16
-
次の記事
禁煙すると動脈硬化が防げる?タバコと動脈硬化の関係 2020.12.16