禁煙すると糖尿病が防げる?タバコと糖尿病の関係
- 2021.03.17
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糖尿病とはどういう病気なのか
糖尿病とは、簡単に言えば血液の中に含まれるブドウ糖の濃度、すなわち血糖値が標準よりも高くなってしまう病気です。
これは、膵臓という臓器で作られるホルモンの一種であり、血糖値を正常に保つ働きを持つインスリンが十分に働かなくなることで起こります。
血糖値が高い状態が続くと、血管が傷ついたり、血液がドロドロになったりして血流が悪くなります。
血液は全身に栄養や酸素を運ぶ役目を担っていますから、血流の悪化は身体のさまざまな部位に悪い影響を及ぼします。
心疾患・腎臓の機能低下・神経障害などの症状を引き起こすほか、失明や壊疽の原因になることもあります。
タバコと糖尿病の関係
糖尿病の原因とされるものはいくつかありますが、その多くは生活習慣に由来します。
運動不足や偏った食生活などがその代表的なところですが、タバコとの関係も見過ごすことはできません。実際、糖尿病を発病した人の多くは医師から禁煙を命じられます。
タバコに含まれるニコチンには、インスリンの働きを妨げる作用があることが分かっています。
また、血管収縮作用もあるため、血糖値の上昇による血流の悪化をいっそう進行させてしまうおそれもあります。
過去の統計調査では、喫煙者の発症率は非喫煙者の1.5倍から2倍にのぼるという結果が出ています。
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