悪習慣を断つ!マインドフルネスによる禁煙法

悪習慣を断つ!マインドフルネスによる禁煙法

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは「今この瞬間に体験にのみ意図的に意識を集中させ、それが良い状態なのか、悪い状態なのかといった評価をしたりはせず、何物にもとらわれない心でただ見ること」を意味するトレーニングです。
仏教などにおける瞑想状態をイメージすると理解しやすいでしょう。
仏教において瞑想行為は達成すべき目標などは持たずに行われますが、アメリカで発展し一種のトレーニングとして行われているマインドフルネスでは達成すべき目標が設定されます。

西洋人にとって理解することが困難な東洋の伝統的な思想的要素の学習などが不要で、瞑想のもたらす力を得ることができるマインドフルネスは誕生以来、多くの支持を集め世界中で大流行を記録しています。
また禁煙法としても効果があることから、禁煙セミナーなどにおいても禁煙法の1つに採用されることが増えてきました。

マインドフルネスで禁煙するコツ

禁煙法としてマインドフルネスを活用するコツは、自分の中にある喫煙願望を無理に隠さないことです。

上述したように瞑想のポイントは「ただ見る」という点にあります。
一般的な禁煙法ではとにかく喫煙願望を遠ざけようとしがちですが、そうした行為はかえって吸いたいという気持ちを刺激してしまい、禁煙失敗の原因になることも珍しくありません。

自分の中の欲望を直視した上で、それが悪いことだとか、仕方ないことだとか評価をしない、これが瞑想的禁煙法のポイントです。
最初のうちは難しいかもしれませんが、慣れてくると「どうして自分はあんなにもタバコを吸うという行為に執着していたのだろう」と驚く自分を発見するはずです。

マインドフルネスを活用した禁煙法は単体でも効果がありますが、他の禁煙法と組み合わせることによって、より大きな効果が得られます。